こんにちは!
このブログ、気づけば実売データのリサーチ記事ばかりを36本書いてきました。どの機種がいくらで売れて、いくらで仕入れれば利益が残るのか。数字の話ばかりです。
でも、その数字を出すために私が毎日やっているのは、レンズを覗いて、拭いて、箱に詰めて、はかりに乗せる作業です。その手元の道具の話を、一度も書いていませんでした。
今回はその棚卸しです。私が実際に使っているものだけを書きます。世間でよく紹介されるけれど私が使っていないものは、入れていません。
先に、この記事でいちばん書きたいことを言っておきます。一番効いた道具は、精密ドライバーでした。理由は後半に書きます。
梱包の道具
緩衝材・プチプチ・箱
この3つはアスクルでまとめ買いしています。たまに足りなくなったときだけ、近所のホームセンターで買い足す、という感じです。
まとめ買いにしている理由は単純で、切らすと発送が止まるからです。落札されてから箱を買いに行くと、それだけで発送が一日遅れます。カメラは箱のサイズが読みにくいので、複数サイズを常に持っておくと安心です。
テープ・はさみ・カッター
特別なものは使っていません。テープとはさみとカッター、それだけです。
ここを凝った道具にしたことはないのですが、困ってもいないので、そのまま使い続けています。
検品の道具
ここからが本題です。検品は、そのまま利益に直結します。見落とした不具合は、返品かクレームか、値下げになって返ってきます。
LEDの懐中電灯
レンズを覗くときに使います。明るい光を斜めから当てると、部屋の照明だけでは見えなかったチリ・ホコリ・クモリが浮かび上がります。
逆に言うと、普通の室内光だけで「きれいです」と判断するのは危ないということです。買う側は自分の光源で見ます。こちらが見えていないものを、向こうが見つけます。
エアーダスター
ホコリを飛ばします。拭く前に、まず飛ばす。順番はこれです。
マイクロファイバークロス(メガネ拭き)
私は「メガネを拭くやつ」と呼んでいます。正式な名前がマイクロファイバークロスで合っているのか、実は自信がありません。分からないので、そのまま書いておきます。
外装や、指紋がついた部分を拭くのに使っています。
精密ドライバー ← これが一番効きます
おそらく、この記事でいちばんお伝えしたい道具です。
絞りのあるレンズは、手に取ったときの状態が機種によって違います。そしてそのままでは見たいものが見えません。
Canon FDレンズは、レンズ単体だと絞り羽根が閉じています。羽根で塞がれているので、レンズの中の状態が見えない。だから開けます。
マウント部分に穴が2つあります。片方の中にポチっと出っ張っているところがあるので、そこを精密ドライバー(マイナス)で押しながら、マウントの内部を回します。一度ちょっとだけ動いて、そのあとグッと回せるようになります。カメラに装着されたと勘違いさせている、ということだと思います。
PENTAX 645は、その逆でした。手に取った状態では絞り羽根が開いていて、今度は羽根そのものの状態が見えない。だから閉じてみます。実際、以前検品したときは、シュッと最後まで閉じてくれて安心しました。
やっていることは同じです。動かして、見えていなかったほうを見る。向きが逆なだけです。
動かすと分かること:
- 羽根の表面に油がにじんでいないか
- 最後まできちんと閉じるか/開くか
- レンズの中(開けてはじめて見えるチリ・クモリ)
Micro-Nikkor 105mmの回で、相場では上のはずのAi-S(MF)が、絞り羽根の油染みのせいでAF-Dに760円負けた、と書きました。では、その油染みをどこで見つけるのか。手に取った状態のままでは、たぶん見つかりません。
その他の道具
シリカゲル
誤解されそうなので先に書いておくと、私は保管用ではなく、発送する箱に入れています。
eBayの発送は、国をまたぎ、日数もかかります。その道中の湿気に対して、できることをしておく、という位置づけです。
キムワイプ
レンズを拭くのに使っています。
それともうひとつ、私の中では地味に重要な使い方があります。キャップのないレンズを発送するときの保護材として使うことです。前玉・後玉がむき出しのまま緩衝材に触れるのは避けたいので、あいだにキムワイプを挟みます。
キャップが付いていないレンズは、仕入れていると普通に出てきます。そのたびに何かで代用することになるので、拭くとき以外にも出番があります。
はかり
発送前に重さを測ります。
国際送料は重さで決まるので、ここを測らないと送料が読めません。送料が読めないと、利益も読めません。eBay手数料の計算の記事でも書いたとおり、eBayのカメラせどりは売値からいくら引かれるかを先に把握しておくのが大前提です。はかりは、その最後のひとつを埋める道具になります。
当ブログの利益計算では、レンズを3,000円、ボディを安全側で5,000円と見積もっていますが、これはあくまで見積もりです。実際の請求は重さで動きます。
まとめ
- 梱包は緩衝材・プチプチ・箱(アスクルでまとめ買い、たまにホームセンター)、それとテープ・はさみ・カッター
- 検品はLEDの懐中電灯・エアーダスター・マイクロファイバークロス(メガネ拭き)・精密ドライバー
- 精密ドライバーは絞り羽根を動かすため。Canon FDはマウントの穴の中のポチを押しながらマウント内部を回すと、閉じていた絞りが開きます
- PENTAX 645は逆で、開いている絞りを閉じて確認しました。やることは同じ、向きが逆です
- 動かすと、油染み・最後まで閉じるか開くか・レンズの中が分かります。手に取った状態のままでは見つけにくい部分です
- この確認は、Micro-Nikkor 105mmの回で書いた「油染みで760円逆転した」話への、私なりの答えです
- シリカゲルは保管用ではなく、発送する箱に入れています
- キムワイプはレンズ拭き用と、キャップのないレンズの保護材として使っています
- はかりは発送前の重量測定用。重さが分からないと送料が読めず、送料が読めないと利益が読めません
ここに挙げたものが、今の私の全部です。特別なものはひとつもありません。
ただ、精密ドライバーだけは、書いておきたかったのです。リサーチ記事で「絞り羽根を見てください」と何度も書いてきたのに、その見方を書いていなかったのがずっと気になっていました。次に絞りのあるレンズを手に取ったとき、そのままの状態で覗くのではなく、一度動かしてみてもらえたらうれしいです。



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