eBayカメラせどりのリサーチって、正直しんどいですよね。1機種調べるのにeBayのSold履歴を見て、ヤフオクの落札相場を見て、手数料と送料を引いて……。気づいたら1時間溶けてる。
このブログでは、その「調べる時間」を肩代わりするために、実際に売れた数字(出品中の希望価格ではなく、本当に売れた価格)だけを使ってカメラを1機種ずつ検証してきました。
今回は番外編。これまで調べた4機種(Nikon F100・FE・F3 HP / Canon AE-1)を一枚の表で並べて、「結局どれが儲かるの?」に正面から答えます。
そして最後に大事な話を一つ——「定番=儲かる」は、実売データを見るとほぼ成り立ちません。
※各機種の調査日・為替は元記事に記載。為替はいずれも1ドル=約160円で換算しています。数字はすべて調査時点のざっくり見積もりです。
4機種を一枚の表で(ボディ単体・中央値ベース)
まずはボディ単体、中央値どうしで横並びにします。「ふつうに買って、ふつうに売る」とどうなるか、です。
| 機種 | eBay売値(中央) | ヤフオク仕入れ(中央) | 利益の目安(ざっくり) |
|---|---|---|---|
| Nikon F100 | 約52,000円 | 約43,000円 | 約−4,000〜+2,000円(ほぼトントン) |
| Nikon FE | 約17,500円 | 約10,000円 | 約+1,600円 |
| Nikon F3 HP | 約73,600円 | 約47,400円 | 約+5,000〜13,000円 |
| Canon AE-1 | 約19,200円 | 約9,000円 | 約+3,500円 |
パッと見て分かるのは、「普通の取引」ではどれも利益が薄いこと。一番マシなF3 HPでも中央値ベースで数千円〜1万円台、F100にいたっては中央値どうしだとほぼトントン〜小赤です。
売値が高い=儲かる、でもありません。F3 HPは売値が4機種で一番高い(約73,600円)けど、その分仕入れ(約47,400円)も高い。売値と仕入れはセットで上下するので、差額(=利幅)はどの機種も意外と小さいんです。
本当の差は「安く仕込めたとき」に出る
中央値で並べると団子なのに、なぜ「稼げる人」と「稼げない人」が分かれるのか。答えは仕込み(安く仕入れること)で上振れがどこまで伸びるかです。
各機種を検証していて、一番ハッキリ差が出たのがここでした。
Nikon FEのキット化が代表例です。FEはボディ単体だと利益+1,600円の薄利機種。ところが——
- ボディを相場の下限で仕込む(約6,000円)
- Ai 50mm f1.4レンズを安値で仕込む(約8,500円)
- キット化してeBayの最頻ゾーン上限(約37,000円)で売る
これで利益は約+12,400円まで跳ね上がりました。同じFEなのに、単体トントン → キット化+1.2万円。違いは「何を・いくらで仕込んで・どう組んで売るか」だけです。
一方で、同じ「キット化」でも機種によって効果はまるで違いました。
- Nikon F3 HP:キット化の上乗せは中央値で約6,000円。ボディ単体でも十分高く売れる機種なので、無理にキット化する必要は薄い
- Canon AE-1:50mm f1.8付きは上乗せ約1,600円(むしろボディ単体より利益が薄い逆転も)。f1.4付きなら上乗せ約5,100円
つまり「キット化は万能の必勝法ではない」。FEのように単体が弱い機種ほどキット化の伸びしろが大きく、F3 HPのように単体で強い機種は効果が小さい。機種ごとに最適な売り方が違う、というのが4機種を並べて見えた結論です。
「定番=儲かる」の落とし穴
もう一つ、4機種を通して一貫していたこと。有名な定番機種ほど、利幅が薄い傾向がありました。
- Canon AE-1(世界一売れたフィルム一眼)→ 定番ゆえに価格競争、利益1台数千円
- Nikon F100(高回転の人気機種)→ 売れるけど仕入れも高くてほぼトントン
理由はシンプルで、誰もが知っている定番は、ヤフオク側(仕入れ)の相場もすでに上がっているから。買い手が多い=売りやすいけれど、その人気は仕入れ値にも織り込まれていて、利ざやが削られているわけです。
「とりあえず有名な機種を仕入れれば安心」——これが一番ハマりやすい落とし穴。回転の良さ(売りやすさ)と、利益(儲かりやすさ)は別物だと、4機種の数字がはっきり示していました。
結論:カメラせどりで利益を出す3つの軸
4機種を並べて見えた、利益を残すためのポイントをまとめます。
- 「売れ筋」より「利幅」で選ぶ。 件数が多い=よく売れている機種は、仕入れ値も高いことが多い。差額(利幅)を必ず計算してから仕入れる
- 仕込み(安く仕入れる)が勝負。 どの機種も中央値で買うと薄利。相場の下限を粘り強く狙えるかで利益がほぼ決まる
- 機種ごとに最適な売り方が違う。 単体が弱い機種はキット化、単体で強い機種はそのまま。レンズのグレード(f1.4 or f1.8)でも上乗せ額が変わる
そして大前提として、出品中の希望価格ではなく「実際に売れた価格(Sold)」で判断すること。これを外すと、すべての計算が机上の空論になります。
「この機種、調べて!」募集中です
次に何を調べようかな〜と思ってるところなので、リクエスト大歓迎です。
気になるカメラがあったら、コメントで気軽に教えてください。 メーカーも機種も問いません(Nikon・Canon・Olympus・PENTAX・ライカ系、なんでも)。「ちょっと気になってるけど、自分で調べるのは面倒…」みたいな一台、ありませんか?
いただいたリクエストは、この記事と同じやり方(eBayの実売データ×ヤフオクの落札相場×利益計算)でしっかり調べて、記事にします。あなたの代わりに、本物の数字で調べてきますね。
各機種の詳しい記事
それぞれ、eBayの実売例・ヤフオクの落札相場・利益計算の詳細を載せています。気になる機種から読んでみてください。
※本記事の数字はすべて各調査日時点の実売データに基づくざっくり見積もりです。為替や相場の変動により変わります。仕入れの際はご自身でも最新のSold実績をご確認ください。


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