【eBayカメラせどり】安い付属品、いまは海外と国内のどっちで売る?|5,000円の品は、海外で約1.9倍で売れてやっとメルカリと同じでした

安い付属品、海外と国内どっち? 5,000円の品は、EUあてなら海外で約1.9倍でやっと同じ 比較・まとめ

こんにちは!

フィルター、フード、ストラップ、ケース。数千円から2万円くらいの付属品を、これまでeBayで海外に売ってきた人は多いと思います。それが今は、アメリカあてには関税が、EUあてには3ユーロの関税と11月1日からの2ユーロの手数料がのっています。「安い品は、もう海外に出しても手元に残らないのでは」と、出品の手が止まっていないでしょうか。

先に答えを書きます。

  • 海外に送ると、品の値段に関係なく、決まった額が1件ごとに引かれます。EUあてなら、このブログの目安で約3,940円。メルカリの60サイズの送料750円の5倍以上です
  • メルカリで5,000円で売れる品は、EUあてなら約1.86倍の約9,280円で売れて、やっと同じだけ手元に残ります。 2万円の品なら約1.28倍です
  • 値段が上がるほど倍率は1に近づきますが、手数料の割合の差があるので、約1.09倍より下にはなりません

どちらが得かは、品によって変わります。海外でいくらで売れるかは、品によっても時期によってもちがうからです。この記事で出すのは「こちらが正解」ではなく、自分の品で比べるための線です。

この記事の前提

  • 計算した日:2026年11月3日。新しい調べものはしていません。数字は、このブログで公開している記事(eBayの手取りの式、メルカリの手取り、EUの11月1日の話)から拾っています。リンクは最後にまとめました
  • eBayの手取りは、これまでと同じ「売値 × 0.82875 − 国際送料」です(手数料15%と、為替の目減り2.5%)。売値は、送料込みの値段として計算しています
  • 国際送料は、このブログでレンズに使ってきた3,000円を、付属品にもそのまま使います。高めに見積もった目安で、小さな品なら実費はもっと安いこともあります
  • EUの3ユーロと2ユーロは、SpeedPAKのお知らせにある計算例の額(処理手数料まで足して約944円。1ユーロ=185円で計算されたもの)を使い、セラーが全部持つとして計算しています
  • メルカリは「売値 × 0.9 − 送料」で、送料は60サイズの750円(らくらくメルカリ便)です
  • 書いている私は、いまeBayの出品を休んでいます。メルカリでは今も売っています
  • 税や通関の判断はしていません。最終確認は、各サービスの公式と専門家にお願いします

海外は、値段に関係なく約3,940円が先に引かれる

メルカリもeBayも、引かれるお金は2種類に分かれます。売値に対する割合で引かれるものと、売値に関係なく1件ごとに決まった額で引かれるものです。並べると、こうなります。

引かれるものメルカリeBay(EUあて)
割合で引かれる手数料10%(×0.9)手数料15%と為替の目減り2.5%(×0.82875)
1件ごとに決まった額送料750円(60サイズ)国際送料3,000円+3ユーロと2ユーロ約944円=3,944円

決まった額の差は、3,944円 − 750円で約3,200円。5,000円の品なら売値の6割を超え、2万円の品なら16%ほどです。

割合のほうにも差があります。メルカリで引かれるのは10%、eBayは約17.1%。約7ポイント、eBayのほうが多く引かれます。高い品になると決まった額の重さは薄れますが、この割合の差は値段が上がっても残ります。

何倍で売れれば、メルカリと同じだけ残るか

メルカリで売れた値段ごとに、海外でいくらで売れれば同じ額が手元に残るかを出しました。「国際送料だけ」の列は、関税や手数料をセラーが払わずにすむ場合の目安です。

メルカリで売れた値段メルカリの手取り海外で同じだけ残る値段(国際送料だけ)海外で同じだけ残る値段(EUあて・3ユーロと2ユーロも持つ)
3,000円1,950円約5,970円(約1.99倍)約7,110円(約2.37倍)
5,000円3,750円約8,140円(約1.63倍)約9,280円(約1.86倍)
10,000円8,250円約13,570円(約1.36倍)約14,710円(約1.47倍)
15,000円12,750円約19,000円(約1.27倍)約20,140円(約1.34倍)
20,000円17,250円約24,430円(約1.22倍)約25,570円(約1.28倍)
海外で何倍で売れればメルカリと同じだけ残るかの棒グラフ。3,000円の品はEUあてで約2.37倍、2万円の品で約1.28倍。どれだけ高くても約1.09倍より下にはならない

5,000円の品は、EUあてだと2倍近くで売れないと国内と並びません。1万円で約1.5倍、2万円で1.3倍弱。値段が上がるほど、倍率は小さくなっていきます。

それでも、1倍にはなりません。どれだけ高い品でも、割合の差(0.9 ÷ 0.82875)のぶん、約1.09倍は要ります。

表を2万円で止めたのには理由があります。EUの3ユーロの関税がかかるのは150ユーロ以下の品で、1ユーロ=185円なら約27,750円です。メルカリで2万円を超える品は、海外の線がこのあたりに近づきます。150ユーロを超える品は関税のかかり方も払い方も変わるので、EUの11月1日の記事で確かめてください(2ユーロは150ユーロを超える品にもかかります)。

自分の品で計算する式

表にない値段は、次の式で出せます。

海外で同じだけ残る値段 =(メルカリの手取り + 国際送料 + 1件ごとにかかるお金)÷ 0.82875

メルカリの手取り = 売値 × 0.9 − 送料

5,000円の品をEUあてで計算すると、メルカリの手取りは5,000 × 0.9 − 750 = 3,750円。そこに国際送料3,000円と約944円を足して、7,694円。0.82875で割ると約9,284円になります。表の約9,280円は、これを10円単位で丸めたものです。

EU以外で、関税や手数料をセラーが持たない送り先なら、944円を0円にします。自分のeBayの手数料が15%でないなら、0.82875を置きかえてください(13%なら0.87 × 0.975 = 0.84825)。ヤフオクも、60サイズで出すなら手数料10%・送料750円で、メルカリと同じ式で計算できます。

10月にメルカリで売れた2つの付属品に当てはめると

私も10月に、メルカリで付属品を2つ売りました。どちらも、出品から6日で売れています。海外と比べてから国内に決めたわけではなく、売れた値段をあとから式に入れてみた数字です。

小さな付属品小さな付属品のセット
メルカリで売れた値段5,300円19,040円
出品から売れるまで6日6日
手元に残った額4,020円(手数料530円と送料750円を引いた額)16,386円(手数料1,904円と送料750円を引いた額)
海外で同じだけ残る値段(EUあて)約9,610円(約1.81倍)約24,530円(約1.29倍)

1つめの品は、手元に残った4,020円に3,944円を足して0.82875で割ると、約9,610円です。セットのほうは、手元に残った16,386円に3,944円を足して0.82875で割ると、約24,530円です。海外でこれより高く売れていれば、海外のほうが多く残った計算になります。国際送料だけで見るなら、それぞれ約8,470円と約23,390円です。

海外に出していたらいくらで売れたのかは、分かりません。eBayには出していないからです。手元にあるのは、メルカリで6日で売れたという事実と、海外で越えなければいけなかった線のほうだけです。

表より倍率が上がるとき、下がるとき

表の数字は、このブログの目安を入れたものです。自分の品では、次の4つで線が動きます。

セットで送ると、3ユーロと2ユーロが何回分かになることも

EUの3ユーロと2ユーロは、荷物1つにつき1回とは限りません。数え方の公式の書き方は分かれていて、SpeedPAKは「HSコード1件につき」、日本郵便は「内容品ごと」です。種類のちがう付属品をまとめたセットが何回分と数えられるのかは、確かめられていません。

仮に2回分だとすると、1,850円に処理手数料2.1%を足して約1,889円。さっきのセットで計算し直すと、(16,386 + 3,000 + 1,889)÷ 0.82875 で約25,670円、約1.35倍に上がります。セットを海外に出すなら、ラベルを作る画面で何回分になるかを見てから値段を決めると安心です。

メルカリで小さな箱に入るなら、倍率は上がる

フィルター1枚のように薄い品なら、メルカリではネコポス(210円)で送れることがあります。国内の送料が安くなるぶん、メルカリの手取りが増え、海外で越えなければいけない線も上がります。5,000円の品で計算すると、手取りは4,290円、EUあての線は約9,940円(約1.99倍)です。

国際送料が3,000円より安いなら、倍率は下がる

3,000円は、レンズを送るときの目安で、付属品には高めの見積もりです。小さな付属品なら、実費はもっと下がることがあります。自分が払っている実費を式に入れてください。

eBayの手数料率がちがうなら、0.82875を置きかえる

手数料の率はカテゴリやストア契約で変わります。置きかえ方は、上の式のところに書いたとおりです。

アメリカあては、この表に入らないお金がある

EUよりも計算しにくいのが、アメリカあてです。

関税は、日本の個人セラーが使う主な送り方では、発送するときにセラーが払う仕組みになっています(米国関税の記事)。関税は売値に対する割合でかかるので、決まった額ではなく、割合のほうを重くします。目安を出すなら、式の0.82875から関税の率を引いた数で割ってください。申告する額や率は品と送り方で変わるので、ここでは率を書いていません。

郵便で送るなら、関税の前払いに使うZonos社やSafePackage社のアプリの手数料も、荷物1件ごとにかかります。関税がかからない品でもかかるお金です(米国あて郵便の記事)。ところが、その金額はこのブログではまだ確かめられていません。払った額が分かったら、「1件ごとにかかるお金」に足して計算し直してください。決まった額で引かれるお金なので、安い品ほど重くなる側のお金です。

自分の付属品で決める、3つの手順

  1. メルカリの売り切れで、同じ品が売れた値段を見る。そこから「売値 × 0.9 − 送料」で手取りを出す
  2. 式に入れて、海外で同じだけ残る値段(線)を出す。EUあてなら約944円を、セットなら回数分を足す
  3. eBayの売れた実績(Sold)で、日本から送られて売れた同じ品の値段を見る。線を越えている件が多ければ海外、届いていなければ国内が目安になる

3つめで見るのは、出品中の値段ではなく、売れた値段です。出品中の値段は「この値段で売れたらいいな」という希望で、売れた証拠ではありません。

分からなかったこと

  • 小さな付属品を海外へ送る実費(3,000円は高めに見積もった目安で、実際に送った記録はありません)
  • 付属品のセットが、EUの3ユーロと2ユーロの何回分と数えられるか
  • アメリカあての郵便で使うアプリの手数料の金額
  • 日本郵便とZonos社のアプリでEUへ送るとき、3ユーロと2ユーロを円でいくら払うか
  • 10月に売れた2品が、海外ならいくらで売れたか(eBayに出していません)
  • 海外とメルカリで、売れるまでの日数がどれだけちがうか

まとめ:安い付属品を出す前に

  • 海外に送ると、値段に関係なく決まった額が1件ごとに引かれる。EUあてなら、このブログの目安で約3,940円(国際送料3,000円+3ユーロと2ユーロ約944円)
  • メルカリと同じだけ残すには、海外でEUあてなら5,000円の品で約1.86倍、1万円で約1.47倍、2万円で約1.28倍の値段が要る
  • どれだけ高い品でも、約1.09倍より下にはならない
  • 自分の品は「(メルカリの手取り+国際送料+1件ごとにかかるお金)÷ 0.82875」で線を出し、eBayの売れた値段と比べる
  • セットで送るとき、メルカリで小さな箱に入るとき、アメリカあてのときは、線が上がる

付属品は1つ1つの値段が小さいぶん、決まった額の引かれ方がそのまま答えを左右します。売れた値段の大きさだけで「海外のほうが高い」と決めずに、1回だけ式に入れてみてください。線を越えている品だけを海外に回せば、迷う時間はずいぶん短くなるはずです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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計算に使った数字の出どころ

※この記事は、2026年11月3日時点で公開している各記事の数字を使った計算です。手数料・送料・関税の額は、送り方・品・時期で変わります。出品の前に各サービスの最新の案内と自分の画面で確かめ、税や通関の最終確認は公式と専門家にお願いします。

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