【メルカリvs買取】Nikon New FM2は”メルカリが有利”|ただし「動作未確認」と書いた瞬間、差は500円になります(2026年9月)

Nikon New FM2 メルカリvs買取 第2回。動作確認済みならメルカリが1万円多いが、動作未確認と書くと差は500円 比較・まとめ

こんにちは!

eBayでアメリカに売るつもりだった1台が、関税が変わって送りにくくなった。国内で売るなら、メルカリに出すか、買取店に持っていくか。しかも手元のNew FM2はしばらく使っていなくて、ちゃんと動くかどうか自信がない——今回は、そんな人のための回です。はじめから国内で売るつもりだった人にも、そのまま使える中身にしています。

メルカリvs買取シリーズの2号目です。手元のカメラを日本で売るとき、メルカリと買取店ではどちらが手取りが多いのか——それを機種ごとに実売データで比べていく企画です(そもそもなぜ国内販売の話をしているのか、という背景は米国関税の記事に書きました)。

第1号のCanon AE-1は、「出口で差がつかない機種」でした。メルカリの売値と買取店の上限額がほとんど同じで、手数料を引くとむしろ買取店が勝ちうる、という結論です。

今回のNikon New FM2は、その正反対でした。

先に結論を言い切ります。New FM2は、メルカリが明確に有利な機種です。動作確認済みのボディなら、手取りで買取の最高額より1万円以上多く残ります。

ただし、この記事にはもうひとつの芯があります。商品説明に「動作未確認」と書いた瞬間、その差はほぼ消えます。その差、わずか500円。ここが今回いちばんお伝えしたいところです。電池の種類と確かめる順番、説明文の書き方は、後半の「『動作確認済み』と書くために、何をすればいいか」にまとめました。

調査日とデータの前提

  • 調査日:2026年9月18日(メルカリの売り切れ実績/買取店3社の公式買取額)
  • 相場は動きます。この記事の数字は2026年9月18日時点のものとしてお読みください
  • 使ったのは実際に売れた価格と、店が公式に出している買取額だけです。出品中の希望価格は使っていません
  • 今回は国内販売の話なので、為替の表記はありません
  • メルカリの素材は個人出品の売り切れ23件(ボディのみ13件/レンズ付き10件)。件数が少ない区分は、その都度「参考値」と書き添えます
  • 今回はヤフオクを調べていません。第1号はメルカリ・ヤフオク・買取の3つ比べでしたが、この記事はメルカリと買取の2つ比べです。ヤフオクの落札相場は今回データ不足とさせてください

そしてもうひとつ、先にお断りしておきます。第1号では「銀座の店頭ではいくらで売られていたか」という第3の視点をお見せしました。今回はそれがありません。銀座の取材でFM2の値札を写真に残せていなかったためです。金額の記憶はあるのですが、記憶だけの数字は当ブログでは使わないことにしています。

その前に:「New FM2」と名前が似ている別物に注意

数字に入る前に、混同すると数万円ズレるポイントを片づけておきます。

  • 旧FM2(Newが付かない):フジヤカメラの買取額で、新品同様 24,000円/良品 21,000円。New FM2(32,000円/28,000円)とは新品同様で8,000円、良品で7,000円の差があります
  • New FM2/T(チタン外装):3社とも40,000円でほぼ横並び。New FM2より高く評価されています
  • LAPITA・2000ミレニアム(記念モデル):マップカメラの買取上限で150,000円/120,000円。桁が違います

つまり、ネットで「FM2が15万円で売れた」という話を見かけても、それは普通のNew FM2の相場ではありません。この記事で扱うのは、あくまで普通のNew FM2です。自分の手元の機体がどれなのかは、軍艦部の刻印とシリアル番号で必ず確認してください。

メルカリはいくらで売れているか

2026年9月18日時点、個人出品の売り切れ23件です。

区分件数中央値よくある帯
ボディのみ(全体)13件40,500円33,000〜52,000円(13件中8件)
ボディのみ・動作確認済み/完動8件48,000円35,000〜75,000円
ボディのみ・動作未確認/ジャンク4件 ※参考値32,500円30,000〜49,000円
レンズ付き(全体)10件54,200円43,000〜70,000円
レンズ付き・50mm F1.4系7件 ※参考値60,300円43,200〜83,000円

ボディ13件の最安は23,000円(電池室のフタ破損)、最高は75,000円(極上美品・後期型・完動)。同じ機種で3倍以上の開きがあります。

読み取れることが3つあります。

  • AE-1とは相場の桁が違います。AE-1は動作品で8,000〜15,000円でした。New FM2は動作確認済みの中央値が48,000円。売値が高い機種は、手数料10%を払ってもなお手取りが残りやすい——これが今回の結論の土台です
  • 23件すべてが送料込み(出品者負担)でした。着払いはゼロ。送料表示は450〜750円でした。つまりFM2を売るなら、送料は自分が持つのが事実上の標準です
  • 回転は速いようです。「出品4分で売れた」「5日以内」といった表示が見られました。ただし——

ここで正確に書いておきます。メルカリは「売れた日」を表示しません。上の「4分」「5日」は出品からの経過日数であって、売却日そのものではありません。だから「平均何日で売れる」とは言えず、ここは数字を出せない部分です。「速そうだ」という手触りまでにしておきます。

なお、業者出品(メルカリShops)の14件は28,500〜67,000円で、個人出品より1〜2万円高い水準でした。これは整備と保証が付いているからで、個人が同じ値段で売れるという意味ではありません。比べる相手は、あくまで同じ立場の個人です。

買取店はいくらで買ってくれるか

大手3社の公式サイトの数字です。

店シルバーブラック備考
フジヤカメラ新品同様 32,000円/良品 28,000円新品同様 32,000円/良品 28,000円ランク別を公開しているのは3社でここだけ。黒銀同額。下取りなら10%UP
カメラのキタムラ上限 20,700円上限 15,900円上限価格のみの表示。「Bランク以上で上限」
マップカメラ上限 20,700円上限 14,400円上限価格のみ。ランク別は非公開(実物確認後に決定)

まず前提を2つ。キタムラとマップカメラの金額は「上限」です。最良の状態だったときの数字なので、実際の査定は状態次第で下がります。そしてこの3社のランク別の内訳は、フジヤカメラ以外は公開されていません。「Bランクだといくらになるのか」は、サイトを見ても分かりません。ここもデータ不足です。

黒と銀で、店の評価が割れています

ここが今回の発見のひとつです。同じNew FM2でも、ボディ色の扱いが店によってまったく違いました。

  • フジヤカメラ:黒も銀も同額(32,000円/28,000円)
  • カメラのキタムラ:銀 20,700円・黒 15,900円=4,800円差で銀が高い
  • マップカメラ:銀 20,700円・黒 14,400円=6,300円差で銀が高い

黒のFM2は中古市場で人気がある、という話をよく聞きます。それなのに買取額は黒のほうが低い。矛盾しているようですが、買取額は「人気」だけで決まるものではありません。在庫がどれだけあるか、自店でいくらで売れる見込みか、黒は使用感が目立ちやすくランクが落ちやすい——店ごとに前提が違えば、金額が割れるのは自然なことです。どちらが正しいという話ではありません。

売る側が持ち帰るべき結論はシンプルです。黒のNew FM2をお持ちなら、店によって14,400円〜32,000円と2倍以上変わります。1社の査定だけで決めるのは、もったいない。

ネット系の買取専門店は「対象外」ではありません

宅配買取・出張買取をやっている買取専門店も調べました。こうした店の中には、機種ごとの買取価格表を公開していないところがあります。

これは「New FM2は買い取ってもらえない」という意味ではありません。カメラは買取対象で、金額は実物を見てから決める=要査定、というだけです。ここを「対象外」と読み違えると選択肢を1つ捨てることになるので、書き分けておきます。金額までは今回つかめなかったので、この記事の比較表には入れていません。

手数料と送料を引いた「手取り」で考える

ここが本題です。第1号と同じ考え方でいきます。メルカリの売値は、そのまま入ってくるお金ではありません。

  • メルカリ:販売手数料が売れた金額の10%(メルカリの公表値)
  • 送料:FM2はカメラ1台ぶんの箱に緩衝材を入れて、だいたい60サイズで送れます。送料は750円ほどなので、今回はこの金額で計算します
  • 買取店:手数料0円・送料の負担なし。提示された金額がそのまま受け取れます

引き算してみます。買取側の比較相手は、3社でいちばん高いフジヤカメラを使います。

Nikon New FM2の手取り比較グラフ。動作確認済みのボディはメルカリ42,450円・買取32,000円、動作未確認のボディはメルカリ28,500円・買取28,000円でほぼ同額
ケースメルカリ売値手数料10%送料手取り買取(フジヤ)差
ボディのみ・動作確認済み48,000円-4,800円-750円42,450円32,000円(新品同様)+10,450円 メルカリ有利
ボディのみ・中央値40,500円-4,050円-750円35,700円28,000円(良品)+7,700円 メルカリ有利
ボディのみ・動作未確認/ジャンク32,500円-3,250円-750円28,500円28,000円(良品)+500円 ほぼ互角
レンズ付き(50mm F1.4系)60,300円-6,030円-750円53,520円36,000円 ※参考値+17,520円 メルカリ有利

※レンズ付きの買取側36,000円は、レンズを含めた新品同様の想定額です。レンズ単体の買取額は今回調べていないので、この行は目安にとどめてください。

手数料と送料で消えるのは、売値の約1割強(今回の4ケースで11.2〜12.3%)でした。それでも、動作確認済みなら42,450円が残ります。買取の最高額32,000円より1万450円多い。

New FM2は、自分で売る価値がはっきり数字に出る機種です。第1号のAE-1では、メルカリ8,200円の実例が手数料を引くと7,380円になり、買取の8,000円を下回りました。同じ引き算をしても、FM2では結果が逆になります。

そしてキタムラ・マップカメラが相手なら、差はもっと開きます。黒のNew FM2の買取上限は14,400〜15,900円。メルカリ動作確認済みの手取り42,450円に対して、3分の1〜4割弱の水準です。

この記事の芯:「動作未確認」と書いた瞬間、差は500円になります

ここからが、今回いちばんお伝えしたいところです。

上の表をもう一度見てください。動作確認済みの手取りは42,450円。動作未確認の手取りは28,500円。

その差、13,950円。約1.4万円です。(売値のベースで見ると48,000円と32,500円で15,500円差。手数料と送料を引いた手取りでは13,950円になります。)

そして動作未確認の手取り28,500円は、フジヤカメラの良品28,000円と、わずか500円しか違いません。

500円。これは梱包材代ひとつで消える金額です。

ここから先は、金額に換算できない話になります。自分で売るということは、写真を撮り、説明文を書き、梱包し、発送し、質問に答え、届いた後のやりとりにも備えるということです。買取店なら、その全部がありません。差が500円なら、手間を考えて買取店を選ぶ——じゅうぶん合理的な判断だと思います。

つまり、こういうことです。

New FM2でメルカリが有利なのは「状態を説明できる場合」であって、機種そのものが有利なわけではありません。

ふたつ、公平に補足させてください。

ひとつ目。互角になるのは、フジヤカメラと比べた場合です。キタムラ(銀20,700円・黒15,900円)やマップカメラ(銀20,700円・黒14,400円)が相手なら、動作未確認でもメルカリのほうが約7,800〜14,100円多く残ります。「動作未確認なら買取でいい」と決め打ちする前に、どの店と比べているのかを確認してください。

ふたつ目。買取側の28,000円は「良品」の金額です。動作が確かめられない個体なら、実際の査定はここから下がることもあります。逆に、店で通電してみたら普通に動いた、ということもあります。どちらに転ぶかは現物次第で、これは査定を受けてみないと分かりません。

「動作確認済み」と書くために、何をすればいいか

差が約1.4万円あるなら、確かめる価値はあります。eBayで「untested(未確認)」の出品が安く売れていくのを見てきた人には、見慣れた話かもしれません。国内のメルカリでも、同じことが数字に出ていました。

New FM2は、シャッターが機械で動くカメラです。電池を使うのは露出計だけで、ニコンの使用説明書にも、電池がなくてもすべてのシャッター速度で使えると書かれています。電池が入っていなくても確かめられることがあり、電池を1組入れれば露出計まで見られます。

電池は、LR44かSR44を2個

電池はボディの底に入れます。ふたの溝にコインを当てて反時計回りに回すと開くので、ボタン電池を+の面を上にして入れます。

ニコンの使用説明書に載っている電池は、「1.55Vの酸化銀電池を2個」「1.5Vのアルカリマンガン電池を2個」「3Vのリチウム電池を1個」の3通りです。型番でいえば、前の2つがSR44とLR44。LR44は、CLEの回で書いたとおり100円ショップでも2個入りが買えます。売る前に動くかどうかを見るだけなら、LR44で足ります。2個入れるときは、新しい電池と古い電池、メーカーの違う電池を混ぜないように、と説明書にあります。

確かめる順番(フィルムは入れなくてかまいません)

電池がなくても、巻き上げとシャッターとファインダーは確かめられます。まずそこから見て、電池が用意できたら露出計に進みます。

電池がなくても見られること:

  • 巻き上げ:レバーを右へいっぱいまで回し、引っかからずに回るか。指を離すと、少し引き出された位置に戻るか。フィルムが入っていなくても、1回巻くごとにフィルムカウンターの数字が進みます
  • シャッター:シャッター速度ダイヤルをいくつかの速度に合わせて切り、1秒のような遅い速度と速い速度とで、音の長さが変わるか。1回切るごとに、巻き上げてから次を切ります
  • ファインダー:のぞいて、カビや大きなチリ、くもりがないか

シャッターボタンが押せなくても、すぐに故障と決めないでください。New FM2は、巻き上げレバーがボディにぴったり収まっていると、シャッターボタンが押せない仕組みです。レバーを少し引き出してから押します。

電池を入れるとき・入れてから見ること:

  • 電池室:ふたを開けて、白い粉や緑色のサビ(液漏れの跡)がないか。ふたがきちんと閉まるか。メルカリのボディでいちばん安かった23,000円の1台は、電池室のふたが壊れていました
  • 露出計が点くか:シャッター速度ダイヤルをB以外にして、シャッターボタンを軽く押すと、ファインダーの右側に赤い表示(+・○・−)が点くか。指を離して30秒ほどで消えるのは、電池を長持ちさせるための仕組みです
  • 明るさで表示が変わるか:レンズを付けて、明るい窓のほうと暗い部屋の奥とで、表示が+側と−側に切り替わるか

説明文には、確かめたことを1つずつ書く

見たことは、そのまま説明文に書けます。CLEの回で載せた3行の形を、New FM2に合わせるとこうなります。

  • 露出計は点灯し、明暗で表示が変わることを確認しました。
  • シャッター速度の変化と、巻き上げを確認しました。
  • フィルムを通しての試し撮りはしていません。

3行目には、確かめられなかったことと気になる所を書きます。モルト(内部の遮光材)の劣化やファインダーのチリなど、見たとおりに書き添えておけば、届いてから見つかっても「説明どおり」で済みます。

ただし——動いていないものを「動作確認済み」と書くのは、絶対にやってはいけません。これは金額の話ではなく、信用の話です。第1号で書いたとおり、私は商品名を間違えて出品し、コメント欄で指摘を受けた経験があります。中古カメラの出品では、説明文の誤りは一発で信用を失います。

確かめられなかったことは「確かめられなかった」と書く。そのうえで、その状態でいくらになるかを上の表で把握して、メルカリと買取のどちらを選ぶか決める。これが安全なやり方です。

電池がないとシャッター速度も露出計も確かめられない、電子シャッターのカメラでは、話が少し変わります。そちらは、この記事の続きにあたるMINOLTA CLEの回で、電池の選び方から順番にまとめました。確かめてから出した1台が、確かめずに出すより手取りで約1万8,000円多く残った回です。

AE-1編との違いは、どこから生まれたのか

第1号と今回で、結論が正反対になりました。理由ははっきりしています。売値の絶対額です。

Canon AE-1(第1号)Nikon New FM2(今回)
メルカリの動作品8,000〜15,000円中央値 48,000円(動作確認済み)
買取の上限7,800〜9,000円14,400〜32,000円
手数料10%の重み800〜1,500円4,000〜6,000円
結論出口で差がつかない状態が分かるならメルカリが明確に有利

手数料は率で引かれるので、売値が高いほど金額としては大きくなります。それでも売値と買取額の「差」のほうが大きければ、自分で売るほうが残る——FM2はそちら側の機種でした。

逆に言えば、売値が1万円前後の機種は、手数料と送料の重みが相対的に大きく、買取店が十分に戦えます。AE-1がまさにそのタイプでした。

これは「メルカリが上」「買取が上」という話ではなく、機種の性格の話です。だからこのシリーズでは、機種ごとに数字を出しています。

今回、分からなかったこと

当ブログは、データがないところを憶測で埋めません。今回の不明点をまとめておきます。

  • メルカリの実売日:メルカリは売れた日を表示しません。「4分で売れた」等は出品からの経過であって、売却日ではありません。平均何日で売れるかは分かりません
  • キタムラ・マップカメラのランク別金額:公開されているのは上限のみ。「Bランクならいくら」は非公開です
  • 機種別の価格を公開していない買取店のNew FM2買取額:金額は実物を見てから=要査定。対象外ではありません
  • ヤフオクの落札相場:今回は未調査です
  • レンズ単体の買取額:未調査です。レンズ付きの比較(36,000円)は参考値です
  • 銀座の店頭価格:FM2の値札を写真に残せておらず、記憶だけの数字は使わないため、今回はなしです
  • サンプル数:動作未確認は4件、レンズ付き50mm F1.4系は7件しかありません。特にこの記事の芯になっている32,500円は、たった4件から出した数字です。件数が増えれば数字は動きます

まとめ

  • 手元のNew FM2は、確かめてから売り先を決めてください。電池がなくても巻き上げ・シャッター・ファインダーは見られ、電池(LR44かSR44を2個)を入れれば露出計まで確かめられます。確かめたことを書けるならメルカリ、書けないならフジヤカメラの買取と手取りはほぼ同じです
  • New FM2は「メルカリが明確に有利」な機種です。動作確認済みボディの手取り42,450円に対し、買取の最高額(フジヤカメラ・新品同様)は32,000円。差は+10,450円です(2026年9月18日時点)
  • ただし「動作未確認」と書くと、その差は消えます。手取りは28,500円まで落ち、フジヤカメラの良品28,000円との差はわずか500円。梱包・発送・やりとりの手間を考えれば、買取店が勝つ水準です
  • 動作確認済みと動作未確認の差は、手取りで約1.4万円。確かめられることは確かめる価値があります。ただし動いていないものを「動作確認済み」と書くのは厳禁です
  • 互角になるのはフジヤカメラと比べた場合。キタムラ・マップカメラが相手なら、動作未確認でもメルカリのほうが約7,800〜14,100円多く残ります
  • 黒と銀で、店の評価が割れています。フジヤは同額、キタムラは4,800円差、マップカメラは6,300円差で銀が高い。黒をお持ちなら1社で決めないでください(14,400円〜32,000円と2倍以上変わります)
  • レンズ付きは差が最大(+17,520円)。ただしレンズ単体の買取額は未調査で、ここは参考値です
  • LAPITA・2000ミレニアムは別格(マップカメラの上限で150,000円/120,000円)。普通のNew FM2と混同しないでください。旧FM2(Newなし)も7,000〜8,000円低く、New FM2/Tは3社とも40,000円です
  • 買取専門店は「対象外」ではなく「要査定」です。機種別の価格を公開していない店もありますが、それは買い取ってもらえないという意味ではないので、選択肢から外す必要はありません
  • 第1号のAE-1とは結論が正反対でした。売値の絶対額が違うためです。「メルカリか買取か」は機種ごとに変わります
  • 相場は動きます。この記事の数字は2026年9月18日時点のもので、金額の最終確認は各社の査定でお願いします

あわせてどうぞ:シリーズのほかの回

同じ「どこで売るか」を、ほかの機種でも手取りで比べています。

  • 第1号・Canon AE-1:出口で差がつかない機種。手数料を引くと、買取店が勝ちうる結果でした
  • 第3号・Nikon F3:同じ機種の中で結論が割れました。HPファインダー付きは買取、アイレベルはメルカリです
  • 番外編・委託販売:「待てる人」がいちばん多く残せる出口。手数料はメルカリより高いのに、AE-1の試算では手取りがメルカリの約1.9倍になりました(条件が4つあります)
  • 第4号・MINOLTA CLE:確かめてから出す機種。110円の電池で、手取りが約1万8,000円増えました。この記事の続きにあたる回です
  • 第5号・PENTAX 645:「ジャンク」と書く前に確かめる機種。フィルムバックを外して試すのは0円で、動作確認済みとジャンクの相場は約22,000円ちがいました
  • 電池の早見表:電池が入っていないカメラ、売る前に何を買うか。21機種の電池を、説明書のページつきでまとめました

なお、当ブログにはNikon F3のeBayリサーチ記事やNikon FEキットの記事もあります。あちらは「eBayで売るために日本で仕入れる」視点。今回のシリーズは「手元の機材を日本でどう売るか」という出口を選ぶ側の視点です。役割が違うので、あわせてどうぞ。

アメリカに送りにくくなった1台も、はじめから国内で売るつもりだった1台も、まずは電池なしでできることから確かめて、自分の機体の状態を、どこまで言葉にできるかを考えてみてください。それが約1.4万円の分かれ道です。書けるなら、自分で売ったほうが残ります。書けないなら、買取店に任せるのも立派な判断です。それでは、また次の記事でお会いしましょう!


データの出典(調査日:2026年9月18日)

  • メルカリ(jp.mercari.com)販売状況「売り切れ」で絞り込み。個人出品23件(ボディのみ13件/レンズ付き10件)。参考としてメルカリShops 14件
  • フジヤカメラ 買取検索(fujiya-camera.co.jp)※「新品同様」「良品」の2段階表示。下取りは10%UP
  • カメラのキタムラ ネット中古 買取り価格相場(net-chuko.com)※表示は「買取り最高値」
  • マップカメラ 買取見積検索(mapcamera.com)※表示は上限価格。ランク別は実物確認後に決定
  • 買取専門店(宅配・出張買取系)各社公式サイト ※機種別の買取価格表を公開していない店があることを確認
  • ニコン New FM2 使用説明書(英語版。ニコン公式サイトで公開されているPDF)※使える電池、電池室のふたの開け方、露出計の表示、電池がなくてもシャッターが切れること(2026年9月28日確認)
  • カメラのナニワ 公式ブログ(FM2の使い方の記事)※電池の型番SR44・LR44(2026年9月28日確認)

※買取額はいずれも各店が公表している上限(最良状態)または段階別の表示です。実際の査定額は状態によって変わります。手数料率・送料・買取条件は各サービスの最新の案内でご確認ください。経理や税金の扱いについては税理士など専門家にご相談ください。

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